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宿曜



●宿曜道・宿曜・宿曜占星術について

宿曜道、宿曜占い、宿曜占星術、
インド宿曜占星術、密教占星術などの他にも、
宿曜をベースにしていると、思われる占いは、
いくつかの名前で、本などになったりしています。

宿曜は、伝えられているいくつかの説や、
そのロジック、雰囲気を見る限り、
原点は、インド占星術にあるようです。

インドから中国に伝わった時には、すでに宿曜経だったそうで、
改まって完成したのが、中国といわれる一方、
源流は、インド以上に遡るお話も、あるのですが、
良くわからない上に、結局、一般的な宿曜とは、
かけ離れ出しても行きますから、
今のところは、宿曜とみなせる物の、
始まりはインド占星術、出来たのは唐(中国)と、
考えて良いのではと、思います。

これが日本には、宿曜経として伝わって来ました。
平安時代中期には、密教僧達の間で研究されるようになり、
彼らは、陰陽師に対して、宿曜師と言われ、
宿曜は宿曜道として、先にあった陰陽道と、
勢力を二分するほどに、なったそうです。

陰陽道と宿曜道は、共通する部分もある一方、
宿曜には、先にあった陰陽道には、無い概念もあって、
陰陽道に、取り入れられていきます。

占いでは、背景に何らかの形で、宗教がある事も多いのですが、
宿曜は、密教(仏教)が背景にあります。
宿曜が、密教占星術と呼ばれたり、
考え方に、五行や陰陽などの、東洋的な部分を持つのは、
このあたりの、関係じゃないかなーと思います。

占いとしての、宿曜の特徴は、
主に、月を見る占いと言うところでしょう。

名前の通りに、解釈すれば、
月を見て27宿と7曜を使い、判断して行く占いです。
文字通り、宿と曜を使う占いなので、宿曜ですね。

宿曜は、月の軌道(白道)を27宿(もしくは28宿)にわけ、
月の運行を基にして、月が軌道上の、
どこのエリア(宿)にあるのか?
それによって、個人の性格や吉凶、二人なら相性、
さらには、日にちや年の吉凶など、
さまざまな物を、見て行きます。
基本的には、いわゆる命術ですが、
技法の中には方位・方向の、吉凶を出す物もあります。

中には、月以外の惑星まで、考慮したり、
通常の命盤とは、違う物を用いたり、
バリエーション的に、少し変わった、
名称や技法を、用いる物もあります。

が、一般的には、主に月を見る占いで、
実際の運行を見る、原則として旧暦で見る、
背景に密教を持つ、などが、
宿曜のキーワードと思います。

一般的な宿曜では、月の軌道360度を、
27宿と12宮(12星座)に分けます。
人を見る場合なら、その人の生まれ日(もしくは時間)で、
27星宿のうちの、一つの宿を出し、
それによって、性格や資質などを、占っていきます。

他の人との、相性を見る場合なら、
お相手の星宿との、相性になります。
これらを基本に、三九の秘法、七曜、年運、日運、
三種日、六害宿、七曜陵逼、流年、
方位などを用いて、占いを行っていきます。


宿曜 27宿 (360度を27宿にわけた物です。)

東方七宿 (蒼龍=青竜)
 角宿(かくしゅく)、亢宿(こうしゅく)、氏宿(ていしゅく)、
 房宿(ぼうしゅく)、心宿(しんしゅく)、尾宿(びしゅく)、
 箕宿(きしゅく)


北方七宿 (玄武)
 斗宿(とうしゅく)、(牛宿(ぎゅうしゅく))、女宿(じょしゅく)、
 虚宿(きょしゅく)、危宿(きしゅく)、室宿(しつしゅく)、
 壁宿(へきしゅく)

西方七宿 (白虎)
 奎宿(けいしゅく)、婁宿(ろうしゅく)、胃宿(いしゅく)、
 昴宿(ぼうしゅく)、
 畢宿(ひっしゅく)、觜宿(ししゅく)、参宿(しんしゅく)


南方七宿 (朱雀)
 井宿(せいしゅく)、鬼宿(きしゅく)、柳宿(りゅうしゅく)、
 星宿(せいしゅく)、張宿(ちょうしゅく)、翼宿(よくしゅく)、
 軫宿(しんしゅく)



宿曜 12宮 (360度を12宮にわけた物です。)
 羊宮、牛宮、夫妻宮、蟹宮、獅子宮、女宮、
 秤宮、蝎宮、弓宮、磨宮、瓶宮、魚宮

また、宿自体は(牛宿を入れると)28宿あります。
遁甲の中で、28宿を用いる物があると言う説や、
インド〜宿曜は27宿で、中国〜陰陽道が28宿と言う説など、
いくつかの説は、ありますが、
占いとしては27宿、暦としては28宿と言うのが、
一応の、多数派のようです。
28宿を持ちるのが、占いとして、
間違っていると言う、意味ではありません。
28宿の占いは、少数派であると言う事です。
七政などでは28宿です。

ハートランドでは、宿曜を少しだけ使います。
ただし、基本になる西洋占星術に、組み込んだり、
並行する形で、用いますので、
単体で使う場合の方が、少なく、
結果的に、トロピカル(西洋占星術式)でみます。