ポプリの霧
          
険しい森の中を歩いていると、ポプリの霧に閉ざされてしまいました。
先も良く見えず、色々な香りが混ざってしまっているので、
どちらへ進んだら良いのかもわかりません。
本を出して、どの香りが出口へ続いているのかを調べ、探します。
ちょっと何かに迷っていたり、足踏みしたりしている暗示です。
ただ、どちらかと言うと、手がかりがまったく無いのではなく、
あるはずなのに気がつかない、こちらの何かが足りていないために、
あってもわからない、と言う状態が象意になります。
加えてポプリの霧は、必ずしも悪い運気とか、悪意のある妨害と言う意味ではありません。
一見、出口や突破口の無い、どうして良いか困ってしまうように見える状況でも、
実はヒントも答えもすぐそばにあったり、
わからないとしたら自分自身が気がついていないからで、
落ち着いてその場での、自身のレベルアップに焦点が当たるのが、ポプリの霧です。
もしも何かに迷っている時なら、
人なり本なりからの、勉強や知識の習得と、信頼できる協力者、
経験者、年長者、有識者などの教えてくれる存在が、大切な時と判断します。
ポプリの霧は、普通は失敗したら取り返しがつかなくなる…と言うほどの、
危機的状況、致命的ピンチの暗示では、まずありません。
多分抜け道や裏技、偶然上手い事行けば、ちょっと出口を見つけて、
切り抜けられるくらいの霧でしょう。
しかし、たまたま今回一回を抜けだせるか、どうか、と言う事よりも、
もしもここで進みあぐねている、原因の一端が、
自分に何かが、足りないためだとしたら…?
この時にここで留まって学べたり、成長、吸収出来る事があるのなら、
かえって一回り大きく成長する事が期待出来る、
そのチャンスの時…と言う暗示です。
あいまい、見通しがつけにくい、子供、学ぶ、
色々な意味での謙虚な吸収、などがキーワードになって来ます。