紫の扉
階段の上の踊り場は、五つの鍵のある紫の扉になっています。
鍵を持っている女性は扉を開け、後ろ向きのまま、その中に入って待っています。
何か予期しない事、意外な事、思ってもいなかった事に遭遇する、出会うと言う暗示です。
扉の向こうの世界は、まったく新しい場所かもしれませんが、
手前の踊り場からある程度は見る事が出来ます。
鍵のある扉ですが、鍵がかかっていて、入れない扉と言う意味ではありません。
何か予想と違う事態の暗示ですが、一方では落ち着いて見ていれば、
どこかに手がかりは見て取れるはず…と言うのが紫の扉です。
加えて一方的に巻き込まれるだけで、なすすべが無い、天災というようなイメージではなく、
扉を開けて入って行くのなら、それをしたのは自分自身です。
自分から起こした、もしくはのっていった結果が、
ちょっと始めに思っていた事とは、違っているようだ…という事になります。
また、この事は必ずしも悪い事とか、暗転するとばかりと言うわけではありません。
幸運に敏感に、上手に立ち回ったり、
落ち着いて一つ先の可能性を見ながら対処してゆけば、
大きな発展の、可能性もある時と見ます。
ハプニングに半分は翻弄され、半分は気がつけたはずの事、
半分は想像はしていたけれども、半分はそれ以上に違った結果になって行く…という事。
あなたが女性なら、逆に鍵を持って、開ける側の立場にもなる可能性もあります。
特に男女間の意外な出会いや、関係の変化、別の顔、の意味がありますが、
事故や感情論がらみの駆け引きには注意してください。
鍵を握るのは、男性女性では女性側。数なら五が象意です。