重なる波紋
波紋が広がり、別のところからの波紋と重なって、不思議な幾何学模様を作っていきます。
波紋が共鳴してハーモニーを作って行きます。
ちょっと抽象的で微妙ですが、何か影響を受けやすく、一方では与えやすい、
心情的、情動的なやり取り、変化を暗示する象意です。
波紋は何かが無ければ進んでいけません。
加えて一瞬で到達するわけではありませんが、最初は次第、次第にでも、
時間とともに急速に、広がって大きくなっていきます。
それが重なり合って模様を作っていくのですから、その時の状態、状況次第では、
いつも以上に、他からの影響で心境の変化が起きやすく、受けやすい時…という事が言えます。
それが信頼できる人や、自分にとってプラスの人でありならば、とても良い意味になります。
心の成長や、大きな人間関係の進展にもつなげていける時と見ます。
波紋は感性、情動の象徴で、理屈や理性、理論ではありません。
あまり理詰めで判断する事が、向いている時では無い…、
心を動かされたり、感情的に、満ち足りたり、感銘を受けられる時、
成長できる時…と言う意味ではあるのですが、ではまったく無防備、無警戒に、
気持ちの赴くままにしていて良いのかと言うと、そう言われてしまえば、
これは確かにそう言う訳ではない…と言うのが難しいところです。
が、これは自分自身が本来の、無理の無い心の状態にしていれば、まず大丈夫なはずです。
仮に何らかの悪意や、そこまで行かないにしても、あわない波長を持った考えに対してなら、
理屈以上に気持ちがリラックスできていれば、敏感にわかるはずだからです。
「理屈はその通りだけど、なんとなく気が進まない…」と言うような感じですよね。
一番ストレートに直訳するなら、男女の恋愛のチャンスや進展の可能性になりますが、
いつの間にか気持ちが引っ張られ過ぎてしまうと、無理やトラブルにもつながります。