海岸線の闇夜
篝火一つ、星一つ見えない、真っ暗な闇夜の中にいます。
一方は海、もう一方には森の道があります。
これはどちらかと言うと良く無い暗示です。
近い将来、何かの事について光を失って八方ふさがりのような状態になる、
もしくは、なっていると思える事態が、すでに起こっているのかもしれません。
真っ暗な闇夜の中ですから、残念ながら今すぐ有効な、
直接的、具体的な解決手段は見つかりにくいかも知れません。
夜になる事は自然の摂理の象徴ですから、
例えば直面している事が、人為的な問題であったとしても、今はまだ
自分の力で、すぐに解決出来るようなスケール、時、運気ではないと考えます。
もしも本当に闇夜なのだとしたら、夜になった事は仕方がありません。
ただ、そこで明かり一つなくなってしまったとしたら、
夜になる前に何も光を用意しておかなかった、
自分にもいくらかの見込み違いや、準備不足、
ミスに当たる事もあったのではないでしょうか?という事になって来ます。
それなら夜を昼にする事は出来なくても、
闇夜を照らす明かりの準備は、今の範囲でも出来るはずです。
何がいるかわからない、真っ暗な空間に、
感情的になって、闇雲に物を出したり、振り回したりすれば、
何かに当たって、自分に跳ね返って来てしまうかも知れません。
でたらめに歩けば海に入ってしまうかもしれません。
なってしまった闇夜なら、今は仕方がありません。
一方、まだ夕日のかけらが見えるのなら、今のうちに、
ここは落ち着いて最低限の明かりを持って、
夜が明けるのを待ちましょうという暗示です。